乙部さんさ踊り保存会は、盛岡市南東部・乙部地区で30年以上受け継がれてきた伝統さんさです。

地元を離れる若者が多い中、地域に残った者たちが、なんとか絶やすことなく伝承していこうと立ち上がり、今日まで繋いでくれました。
　今私たちは、少ないメンバーながらも年間を通して毎週練習を続け、また地域にある都南東小学校、乙部中学校、盛岡聴覚支援学校へも出向き、さんさの発信と継承に努めています。

　今年は、盛岡の夏の風物詩「盛岡さんさ踊り」の「伝統さんさ踊り 競演会」出演を皮切りに、「もりおか街(まち)なかさんさ」、乙部如法寺の送り盆奉納、盛岡大宮神社例大祭奉納、乙部小坂稲荷神社奉納、「盛岡市農業まつり」、「盛岡市民文化祭」、

「都南公民館まつり」、「乙部公民館まつり」などに出演、そして先週は、毎年岩手県内の全ての伝統芸能の中から7団体しか出演できない「岩手県民俗芸能フェスティバル」に我が乙部さんさ踊り保存会が選出され、長年の夢を叶えることができました。
　今日この「岩手ビッグブルズvs香川ファイブアローズ」のオープニングに出演が叶ったのも、日頃のたゆまぬ練習と努力が認められたご褒美と思っています。
　今日お越しの皆さまに、「乙部さんさ踊り」を知っていただく場として、また本日ご来場の皆さまとの出会いに、そしてここにいる全ての皆さまに感謝の意と、今日の岩手ビッグブルズの勝利を信じて！心を込めて踊ります。